クルマに位置通報端末が…! PHSを使ったストーカー御用

自動車 社会 社会
クルマに位置通報端末が…! PHSを使ったストーカー御用
クルマに位置通報端末が…! PHSを使ったストーカー御用 全 1 枚 拡大写真

滋賀県警は、かつて交際していた女性に対して「思い知らせてやる」という手紙を送りつけて脅迫した容疑で住所不定無職の28歳男性を逮捕したが、この男がPHS(簡易型携帯電話)の位置情報通報専用端末をこの女性のクルマに取り付け、行動監視していたことを明らかにした。

この容疑者は昨年末、女性の所有するクルマの下部にNTTドコモの位置情報通報端末『P-doco?(ピー・ドコ)』を磁石を使って取り付け、行動を監視していた疑いが持たれている。女性がカーステレオに雑音が混じるようになったことを不審に思い、ディーラーにクルマを持ち込んでチェックしたところ、後部付近からこの端末が発見されたという。

位置情報端末の取り付け自体を摘発する法律はなく、警察もこの女性に対して「ストーカーには気をつけるように」といったアドバイスしかできなかったが、4月に脅迫まがいの手紙を2回に渡って送りつけてきたことから、この女性と昨年末まで交際していた男性の存在が浮上し、脅迫容疑で検挙した。そしてその取調べの過程で、この容疑者が女性のクルマに位置情報端末を取り付けていたことを自白、事件が明るみに出た。

位置情報端末を盗難防止に使い、それによって盗難車が発見されて逮捕に至ったというケースは過去にもあったが、ストーカーに利用されていたと知ったNTTドコモは「目的外使用もいいところで、大変困惑している。今後は契約時に使用条件をチェックしたい」というコメントを発表している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、第3世代e-POWER向けエンジンに世界初技術…コールドスプレー工法バルブシート採用
  2. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  3. あさひ、通勤向け電動アシスト自転車「OFFICEPRESS-e」モデルチェンジ…安全性と整備性を向上
  4. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  5. ジープ初の1.6リットルターボハイブリッド搭載、SUV『チェロキー』新型が四角い新デザインで登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る