日本損害保険協会は、自動車盗難に関する「英国調査団報告書」を作成した。同協会では、ここ最近急増している自動車盗難の対策として「車両盗難対策プロジェクトチーム」を立ち上げ、取り組んでいるが、活動の一環として英国に調査団を派遣した。英国は日本以上に深刻な盗難実態にあることから官民をあげた対策活動の結果、盗難の防止、削減の成果があがっている。
報告書では、行政の取り組みとして車両犯罪削減対策チームを設置してイモビライザーに基準を作ったり、駐車場の安全性、セキュリティの向上、警察の盗難の取り締まりなどの取り組みが明記されている。同協会では、報告書をもとに関係機関などに働きかけて車両盗難の防止・削減対策に取り組んでもらう。
盗難車はここ最近急増しており、被害金額は500億円にものぼり、自動車保険料の値上げも検討されている。
