36年間に渡って交通死亡事故を記録し、日本記録を更新中だった福島県葛尾村(かつらおむら)で31日、トラクターが2メートル下の水田に転落し、乗っていた男性が下敷きになって死亡するという事故があり、最長記録が途絶えることになった。
事故は31日の14時30分ごろ発生した。74歳の男性が運転するトラクターが県道を走行中、運転を誤って路外に転落した。この事故で男性が落ちてきたトラクターの下敷きになり、事故から2時間後に死亡している。
同村で最後に交通死亡事故が発生したのは1965年2月のことで、以来36年に渡って死亡事故は全く発生していなかった。役場前には「交通死亡事故ゼロ13000日達成の村」の記念碑も建てられているという。