BMWが水素自動車を公開、日本初の走行試験

エコカー 燃費
BMWが水素自動車を公開、日本初の走行試験
BMWが水素自動車を公開、日本初の走行試験 全 1 枚 拡大写真

BMWジャパンは31日、茨城県つくば市の日本自動車研究所で、液化水素を燃料とするバイフューエル車、BMW『750hL』を公開し、マスコミ関係者向けの試乗会を行った。これは世界主要都市で水素自動車の展示を行う「BMWクリーンエネルギーワールドツアー2001」の一環で、同車の展示はこれまでにも行われているが、国内で走行実験を行うのは今回が初めてとなる。

750hLは、同社の大型セダン『750iL』をベースに、容量140リットルの液化水素燃料タンクを搭載し、水素を燃料にした走行をするための小改良を施したクルマ。バイフューエルというだけあり、水素燃料が切れた場合にはガソリンを燃料にした走行もできる。水素燃料使用時の最高出力は204馬力で、ガソリン使用時の326馬力には劣るが、最高速度は225km/hとなっている。

ドイツ国内ではミュンヘン近郊ですでに使用されており、BMWでは「燃料電池車より実用性が高い」としているが、水素燃料のインフラ整備の問題が常に付きまとっており、これがすんなりと導入するにはまだまだ高いハードルが存在しているのが現状だ。

今後は国内各地で走行実験を行う予定で、東京では2度の展示会も予定されている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  3. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  4. かつてのマーチ、新型日産『マイクラ』英国発売に、SNSでは「英国は小型車の価値を知ってる」「日本でも売りゃいい」の声
  5. ポルシェ『911スピードスター』が劇的な復活? 992.2世代に最後の打ち上げ花火!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る