リフトアップするならミラーを付けろ!! 国土交通省が法改正

自動車 社会 社会
リフトアップするならミラーを付けろ!! 国土交通省が法改正
リフトアップするならミラーを付けろ!! 国土交通省が法改正 全 1 枚 拡大写真

国土交通省は6日、車高を大幅に上げる「リフトアップ改造」を行ったRV車に対し、トラックなどですでに基準化されている「運転席視界確保基準」を導入する方針を明らかにした。年度内に法改正が実施され、今後は乗用車を含む全ての車種が対象となる。

運転席視界確保基準は、車両の直前と左側面に接する高さ1m、直径30cmの支柱が運転席から確認できることを定めたもので、車高が高く、助手席側の下方視界が良好でない大型トラックについては、全てのクルマについて補助ミラーの設置が義務付けられている。しかし、乗用車ではこの基準を容易にクリアできることから、これまで導入はされていなかった。

しかし、これまでは乗用車扱いだったRV車の車高をかさ上げ(リフトアップ)するという改造が多くなり、下方視界が無いために生じた死亡事故も頻発してきたことから、国土交通省が導入を検討していた。基準導入後は全てのクルマで下方視界が求められ、クリアできない場合には補助ミラーの設置が義務付けられる。

トラックはショートノーズ化と、助手席に下方視界を確保する小窓を設置すること基準をようやくクリアしたという経緯がある。たとえミラーを設置したとしても、ロングノーズなRV車がこの基準をクリアするのは相当に難しく、事実上の改造禁止令と言えそうだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のスラントノーズ復活か? ボルシェ 911 が「フラッハバウ」導入へ
  2. 「ミニプリウスになったな」トヨタ『アクア』改良モデルの「ハンマーヘッド」採用にSNSも注目
  3. 洗車で「水シミZERO」、水道に取り付けるだけで純水を生成…サンコーが発売
  4. ヤマハのネオレトロ『XSR900』、外装キットが国内20%超の装着率で「嬉しい誤算」その理由とは?
  5. 【三菱 デリカミニ 新型】インテリアはバージョン0.8から「2.0」に進化! 専用開発で実現した“らしさ”とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る