日本損害保険協会は、このほどイギリスの盗難車事情や対策などを知るために調査団を派遣し、その結果を報告書にまとめた。イギリスでは政府主導で盗難対策の特別チームを作り、99年から5年間で自動車盗難を30%削減する目標を立てている。
イモビライザーの普及や業界内の情報交換、また車両登録時に盗難車や全損車の情報を検索したり、申請者に身分証明書を要求したりすることなどで、一定の成果を上げているという。協会は調査結果をもとに、行政や自動車メーカーへの働きかけのほか、保険金詐欺や盗難車情報を共有するデータベースの構築に乗り出す。