【誕生・新型日産『スカイライン』】サスとプレーキはこれ以上のものはない!

自動車 ニューモデル 新型車
【誕生・新型日産『スカイライン』】サスとプレーキはこれ以上のものはない!
【誕生・新型日産『スカイライン』】サスとプレーキはこれ以上のものはない! 全 2 枚 拡大写真

サスペンションは、型式は旧型と同じ4輪マルチリンク式だが、全面的に新設計されたもの。フロントサスペンションは、アーム類に鍛造アルミ合金が使用することで、可動部分の重量は旧型比で25%削減され、乗り心地や操縦安定性に大きく影響するバネ下重量は世界トップレベルの軽さに仕上げられている。

リアサスペンションはこれまで同軸だったスプリングとショックアブソーバーを別配置にすることで、フリクション(摩擦)を旧型比70%も削減することに成功している。またフロント同様、アルミ素材を多用することで重量も20%軽量化されている。

ショックアブソーバーはバルブ部に、微小振動を吸収するダンピングコントロールリップが装着され、路面のザラザラ感を徹底的にカットすることに成功している。

ブレーキはペダルストロークを短縮、フィーリングも向上させる高応答ブレーキブースターが採用されている。ABSも応答レスポンスの良い新型モデルが標準装備される。ブレーキフォースはフロント63%、リア37%。旧型のフロント70%、リア30%に比べてかなり後輪寄りのセッティングだ。これは52:48という中立に近い重量配分によって許されるようになったセッティングで、フルブレーキ時もフロントがつんのめるような姿勢になりにくく、スポーティなドライビングが楽しめる。

3リットルエンジン搭載モデルには、エンジンやブレーキを電子制御することで緊急時の車体の挙動を安定させるVDC(ビークルダイナミクスコントロール)もオプション装着できる。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  3. 月額500円、新型ドライブレコーダー付き自動車保険 東京海上日動が2026年1月に発売
  4. 新型ハイパーカー『オーロラ』、外観デザイン確定…1850馬力ハイブリッド搭載
  5. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る