【熊野学の技術詳説】『エスティマ・ハイブリッド』---発進時はモーター4WD

自動車 ニューモデル 新型車
【熊野学の技術詳説】『エスティマ・ハイブリッド』---発進時はモーター4WD
【熊野学の技術詳説】『エスティマ・ハイブリッド』---発進時はモーター4WD 全 4 枚 拡大写真

『エスティマ・ハイブリッド』に搭載されたハイブリッドシステム「THS-C」では、走行状態に応じて次のように動力伝達が変わる。

発進時:バッテリーの電力により、フロントモーターが前輪を駆動し、リアモーターが後輪を駆動する。つまり、モーター4WDだ。軽負荷や穏やかな坂を下る場合等、エンジン効率が悪い領域では、フロントモーターだけが前輪を駆動する。

通常走行時:スターター兼発電機がエンジンを始動し、エンジンが前輪を駆動する。エンジンは必要に応じてフロントモーターを駆動して発電させ、バッテリーを充電する。すなわち、走行に必要な動力が小さく、エンジンの動力がそれを上回る場合に、余分な動力を電力に変えてバッテリーに蓄える。

全開加速時:CVTの変速比を大きくしてエンジン回転を上げ、エンジンはフロントモーターと共に前輪を駆動する。一方で必要に応じて、リアモーターが後輪を駆動する。この時、バッテリーはフロントモーターとリアモーターに電力を供給する。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  3. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
  4. コルベット史上最強の「ZR1X」、60年ぶりマット塗装の限定車は約3575万円から
  5. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る