【フォードvsファイストン】ロビー活動は不発!? ナッサーに共和党議員の追及が

自動車 社会 社会
【フォードvsファイストン】ロビー活動は不発!? ナッサーに共和党議員の追及が
【フォードvsファイストン】ロビー活動は不発!? ナッサーに共和党議員の追及が 全 1 枚 拡大写真

フォードのジャック・ナッサーCEOは、昨年8月から一貫して「ファイアストンが悪い」と言い続けているのだが、今回の公聴会ではその手が通じなくなる一面があった。共和党のトージン議員がナッサーCEOに対して激しい追及を行ったからだ。

トージン議員は「ファイアストンだけが悪いという、フォード側の主張には何かを隠そうとする作為的なものを感じる」と、冒頭からバッサリと切り捨てた。その上で今回実施するとしている1300万本規模のリコールについて「待った」をかけるようなデータを示している。

それは「リコール対象となったファイアストン製より、交換に使われるタイヤの方がより危険である」というもの。第三者機関が調査し、共和党が入手したというデータによると、ファイアストン社製『ウィルダネスAT』の欠陥率は100万本中5本であるのに対し、グッドイヤー製『ラングラーAT』の場合には、それが124本になり、逆にユーザーを危険にさらす可能性がある。つまり「今回の予防的措置には何の意味もない」と、フォードのリコール実施が強行されたものだということを匂わせた。

また、『エクスプローラー』の安全性について、フォードは口頭で「安全だ」と繰り返すのみで、どこがどう安全なのかを示す具体的データを示していないと激しい口調で追及する場面もあり、ナッサーCEOの反論もぎこちなく、ただ顔を青ざめさせていた。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る