【三菱『パジェロ』に黄信号】“やらせ”は無かったのか?

自動車 社会 社会
【三菱『パジェロ』に黄信号】“やらせ”は無かったのか?
【三菱『パジェロ』に黄信号】“やらせ”は無かったのか? 全 1 枚 拡大写真

20日、『コンシューマー・リポート』誌が「三菱『モンテロ』(日本名『パジェロ』)に横転の可能性がある」という記事を掲載したことについて、三菱の現地法人は「テスト自体が特殊なケースを想定しており、実験に公平さが感じられない」と、真っ向から対決する姿勢を見せている。

実は5年前の1996年、同誌は今回と同様のテストを行い、その際にいすゞ『トルーパー』(日本名『ビッグホーン』)と、スズキ『サムライ』(日本名『ジムニー』)の横転率が高いとして、ユーザーに不買を進言。結果、双方とも前年比で50%以上も販売台数が激減し、その後に裁判でテストの公平さを争ったという経緯がある。

この裁判では「横転はテストドライバーの故意によるもので、ドライバー自身がそれを行ったことを認めている」と判断されたが、陪審員の多くは「危険性があることをユーザーに認識させるためのものであり、故意にいすゞの名誉を傷つけようとしたものではない」と判断し、棄却という結果になった。

今回も販売台数の減少につながる可能性があるのなら、三菱側が同様の裁判に訴える可能性は高く、実際はどうであれ、前回の裁判でドライバーの“やらせ”が指摘されている以上、今度はすんなりと落ち着きそうにない。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三輪EV『coffret』、ヤマダデンキ横浜本店で販売開始…試乗も可能
  2. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 「3つの味」が選べる新型トヨタ『RAV4』日本仕様が一般公開! 2025年度内発売へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  5. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る