大赤字でも責任不問、退任役員に慰労金支給へ---三菱

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リコールの不正事件を起こして引責辞任した河添克彦三菱自動車工業前社長など、同社を退任する役員5人への退職慰労金が満額支給されることが決まった。

三菱自動車は26日に開いた株主総会で、退任する5人の役員に対する退職慰労金の支給を議題にのせた。これに対して、株主から「退職慰労金の金額はいくらなのか、そして必要なのか」との懸念を示した。園部社長は退職慰労金の額の明言は避けつつ「内規で役職や在任期間で決まっており、退職慰労金は取締役の職務に対するもの。通常通り支払う」と述べた。

三菱はリコールの不正事件が発覚した影響で新車販売が低迷、業績が悪化して過去最大の赤字を計上した。この責任をとって河添前社長は引責辞任した。園部社長は「リコール事件で引責辞任しており、社会的な制裁は受けている」として満額支給する。

《レスポンス編集部》

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