【上陸『Cクラス・スポーツクーペ』】コンプレッサーってターボじゃないの?

自動車 ニューモデル 新型車
【上陸『Cクラス・スポーツクーペ』】コンプレッサーってターボじゃないの?
【上陸『Cクラス・スポーツクーペ』】コンプレッサーってターボじゃないの? 全 4 枚 拡大写真

日本市場に26日導入されたメルセデスベンツ『Cクラス・スポーツクーペ』は「C200コンプレッサー」のみ。ここでいうコンプレッサー(圧縮機)はスーパーチャージャーのことだが、ターボチャージャーとどう違うのか。

スーパーチャージャーもターボチャージャーも、空気を圧縮してより多くエンジンに送り込むことでエンジントルク、パワーを向上させる装置。言葉の意味の上ではターボチャージャーはスーパーチャージャー(過給器)の一種だが、実際には両者は明確に使い分けられている。

スーパーチャージャーは、エンジンのクランク軸から歯車やベルトなどで動力を取り出し、コンプレッサーを駆動して空気を圧縮する。機械式スーパーチャージャーとも言われ、圧縮機の形式によってルーツ型や、スパイラル型、リショルム型など数種類のタイプがある。エンジン回転を直接利用するためエンジンが低回転時から過給効果を出せる。半面、エンジン出力の一部を圧縮機駆動にとられることになる。

ターボチャージャーは、排気の力でタービン(羽根車)を回し、コンプレッサー(多くはこちらもタービン)を回して空気を圧縮する。エンジンが低回転時には排気の量が不足するので、パワーが充分に出るまでにエンジン回転をあげなくてはならない。低回転からでもパワーを出す方法としてターボを小型軽量化し2つ付けたり、排気側タービンに軽量セラミックを使うなどの技術がある。

優劣は各種条件を勘案して決められるが、現代の自動車では“コンプレッサー”のような機械式スーパーチャージャーは少数派だ。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  2. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  3. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  4. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  5. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る