大型トラック『コンボイ』などを製造するアメリカのフレートライナー社は29日、全従業員数の7%に相当する1120人規模のリストラを行うことを明らかにした。
同社は大型トラックやトラクターヘッドなどを製造しているダイムラー・クライスラー傘下の企業。アメリカ社会の景気減速によって売上げ不振が続いており、サウスカロライナ州、ブリティッシュコロンビア州、カナダのオンタリオ州などの工場従事者を中心とするリストラ策を決めた。同社は1999年からリストラを開始、すでに8000人を解雇しているが、在庫を解消し、生産台数を削減するためには止むを得ないとしている。
コンボイに代表される大型トレーラーは、アメリカの自動車社会を象徴するものだったが、景気の悪化にはお手上げのようだ。