【CART第10戦決勝】ミスターCART、最後尾からの復活勝利
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95周で争われたレースは11回もイエローコーションになる波瀾に満ちた展開となった。このレースを制したのは、13番手からスタートしたアンドレッティだ。オープニングラップに他車と接触し、最後尾までポジションを落とした38歳の現役最多勝ドライバーは、巧みなピット戦略と上位陣の脱落に助けられて71周目にトップに浮上。後続を振り切ってゴールした。トロントでは7勝目。通算勝利数を41に伸ばし、ポイントランキングでもトップに11点差の2位に躍進した。
予選前に行われたプラクティスで日本人ドライバー初となるトップタイムをマークした中野信治は、予選開始早々のクラッシュが響いて最後尾26番手からのスタート。レースでもスタート直後に無線が使えなくなるハンデを負ったが、辛抱強く走り9位でフィニッシュした。一方、高木虎之介は同じコーナーで3度も接触に遭遇するハードな展開。3度目の接触でサスペンションに致命的なダメージを負ったためリタイアした。
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