【乗った!! 新型『911』】209cc、16kW、20Nmもアップ

自動車 ニューモデル 新型車
【乗った!! 新型『911』】209cc、16kW、20Nmもアップ
【乗った!! 新型『911』】209cc、16kW、20Nmもアップ 全 3 枚 拡大写真

スタイルのチェンジはそう大胆ではないが、今回マイナーチェンジされた『911』は、高速走行時における安定性には目を見張る。前軸の空力リフトは25%、後軸では40%もダウン。それでも空気抵抗係数の値は0.30と、スポーツカーとしてはかなり優秀な数値である。

【画像全3枚】

エクステリアもさることながら、ポルシェが「996」モデルチェンジでいちばん力を注いだ場所は、コンパクトなエンジンコンパートメントだろう。ストロークを4.8mm伸ばしてエンジン排気量が209ccアップ、2596ccに。

忘れてならないのは、今回911で初めて採用された「バリオカム・プラス」システムである。従来のエンジンに初めて2段階可変インレット・バルブタイミング・システムを採用、これによりどんなスピード時においてもスムーズで確実なエンジン・レスポンス得られるというわけだ。これに加えて、排気管のル—トを変え、触媒コンバーターのチューニングを徹底的に行ったことで、背圧がかなり軽減されている。

6800rpmで235kW(320PS)、4250rpmで370Nm(37.7kgm)という数値は、現行よりそれぞれ16kW、20Nmもアップ。そして何といっても、トルクがピークに達するのが350rpmも早いため、2000rpm以下におけるエンジンの“しなやかさ”が全く違う。中回転域においても現行との違いははっきりしている。また回転計がトップエンドの7200rpmに近づいても、静かで滑らかな走りは変わらないのだ。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. 日産が業績見通し修正、上期営業損失300億円…下期はサプライチェーンリスク想定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る