クルマの運転中にメールを---埼玉と北海道で死亡事故

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クルマを運転中、携帯電話に着信していたメールを読んでいたため前方不注意となり、自転車に乗っていた人をはねるという事故が相次いで発生した。いずれの事故でも被害者は死亡しており、偶然なのかドライバーは2人とも26歳の男性会社員だった。

3日の午後6時ごろ、埼玉県吉川市の市道で、近くに住む主婦が自転車で横断していたところ、26歳の会社員が運転する乗用車が真っ直ぐ突っ込み、この主婦をはねた。埼玉県警ではこのドライバーを業務過失傷害で逮捕したが、翌日にこの主婦が頭部打撲で死亡したことから、容疑を業務上過失致死に切り替えて取り調べを行っている。警察の調べによると、この会社員は携帯電話に着信したメールを見ていて、前方は全く見ていなかったと証言しているという。

5日には北海道滝川市で、携帯電話に届いたメールに返信しようとして、クルマを運転しながらメッセージを打ち込もうとしていた26歳男性会社員の運転するワゴン車が、前方を走っていた自転車に追突した。この事故で自転車に乗っていた中学生が出血性ショックのため収容された病院で死亡している。

音声通話でも注意散漫になると指摘されてきた携帯電話だが、より多くの情報量を視覚で処理しなくてはいけないメールを運転中に扱うなど言語道断の行為といえるだろう。携帯電話を扱うなら必ずクルマを安全なスペースに止めて。これが鉄則だ。

《石田真一》

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