【新聞ウォッチ】「トヨタよ、お前もか」リクルートと“希望転職”支援

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【新聞ウォッチ】「トヨタよ、お前もか」リクルートと“希望転職”支援
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年8月8日付

●トヨタ、リクルートと「カンバン方式」伝授へ新会社(朝日・8面)

●いすゞ「エルフ」などリコール届け出(朝日・29面)

●GMのアジア戦略進む、最小資本で新市場、日本の提携先活用(産経・9面)

●中央環境審議会、「費用先払い」車リサイクルで基本案(毎日・2面)

●YGK、30年ぶり参入「車好き社長の夢実現」スポーツカー来年発売(毎日・8面)

●神奈川県警、暴走族根絶条例に着手、W杯控え、来春施行目指す(東京・25面)

●ドイツ市場、景気停滞の中、BMWなど高級車好調(日経・9面)

●ダイムラーと三菱、低公害エンジンを共同開発(日経・11面)

ひとくちコメント

工場従業員の再就職先を確保したいトヨタ自動車と、就職関連の支援ビジネスの拡充を狙うリクルートの思惑が一致。トヨタが、カンバン方式と呼ばれる効率的な生産方法のノウハウを他社に「販売」するため、リクルートと共同出資会社の設立を検討していることが明らかになったと、きょうの朝日、日経などが報じている。

新会社の設立時期など詳細は今後詰めるが、トヨタが6、7割を出資する予定というから経営の主導権を握ることになる。日経連会長も務める奥田碩会長は「リストラなき雇用の安定」を図ることを持論としており、今年度から63歳までの雇用延長制度も導入している。

一方で矛盾するようだが、職場の活性化には定年前後の中高年技能工の再就職・転職を促進させる必要がある。つまり、家族主義を唱える松下電器に続いてトヨタでも「終身雇用」が難しくなってきたわけだ。そこで、“口入れ”のプロであるリクルートの力を借りることになったものだが、トヨタのような居心地の良い職場から、果して「希望退職」ならぬ「希望転職」する従業員が殺到するかどうかは未知数である。

《福田俊之》

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