【新聞ウォッチ】希望退職殺到の三菱自工に新たな悩み、それは……?

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年8月10日付

●日産村山工場でダイオキシンを検出(毎日・28面)

●ソニー、燃料電池に参入(朝日・3面)

●トヨタ、「アリスト」発売10周年記念の特別仕様車発売へ(読売・11面)

●「エコ燃料」使用車にトヨタとホンダ火災トラブル相次ぐ(産経・26面)

●今年度の研究開発費、トヨタなど増額(日経・3面)

●日産、日米生産体制見直し(日経・9面)

●三菱の早期退職、52歳以上の1382人に決定(日経・9面)

ひとくちコメント

三菱自動車が実施した早期退職制度について、応募があった2028人の中から52歳以上の1382人に適用すると発表した。きょうの日経などが報じているが、対象から外れたその他の社員に対しては、この10月に導入する転職支援制度などの活用を促していく考えだという。

“高給”の従業員から辞めてもらうのは経営側からすれば効率のいいリストラ策だが、今回実施したのは課長以下のベテランの一般社員が対象だった。つまり生産現場などの品質管理を厳しくチェックするマイスター(熟練技能工)らも含まれているわけだ。

すでに、優秀なマイスターたちが、ホンダなどのライバルに転職するケースがで始めているとも聞いている。リコール隠し問題が発覚後、とくに品質管理には神経をとがらせてきたが、それをチェックする現場の優秀な人間を失うことも損失が大きい。

《福田俊之》

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