足の遅い台風に自動車メーカーは…避難準備を万端に整えました

自動車 社会 社会
足の遅い台風に自動車メーカーは…避難準備を万端に整えました
足の遅い台風に自動車メーカーは…避難準備を万端に整えました 全 1 枚 拡大写真

21日深夜から22日に明け方にかけて、大型の台風11号は自動車メーカーの主力工場が集中する東海地方をゆっくりとした速度で通過した。昨年の東海豪雨が予想以上の被害を生んだためか、今回は台風の足の遅ささえも利用して各メーカーは避難準備を滞りなく行ったようだ。

東海地方の自動車メーカーといえば、その代表はトヨタ。台風が東海地方に接近して上陸の可能性があり、しかもその速度が遅く、大雨による被害が甚大になる恐れがある危険性が高くなったという情報を受け、全工場を対象にして午後4時から深夜1時までの勤務(通称:2直目)を半分で打ち切り、午後8時以降の操業を全てストップさせた。この措置によって影響が出るのは約6500台分の生産だが、数日間で元のペースに復帰できるという。

ホンダは小型車『フィット』、『シビック』を生産する鈴鹿製作所と、二輪車を生産する浜松製作所で21日午前からの操業をやはり全面的にストップ。名古屋港近くに大江工場を持つ三菱自動車も21日午後3時で全ての操業を打ち切っている。

各社いずれも準備万端整えたが、幸いにも大きな被害はなく、22日午後からは通常ペースでの勤務体制に復帰している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る