【オートギャラリー東京2001】ルーレット族には使ってもらいたくはないのが本音

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【オートギャラリー東京2001】ルーレット族には使ってもらいたくはないのが本音
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赤外線を吸収するジェルを封入したカバーをナンパープレートに重ね合わせることで、オービスやNシステムによる撮影を事実上無効にする『カルフォルニアナンバー』は、9月30日から東京都内では装着が禁止され、違反による処罰対象となる。禁止アイテムというレッテルを貼られた今、代理店は何を考えて販売を行うのか。それを社長の矢野氏にうかがった。

---安全運転アイテムとのことですが、実際に愛用しているのはルーレット族を中心とした、安全運転なんて眼中にないという“命知らず”たちだと思いますが。

矢野 実際それは困ったものなんです。ルーレット族は逮捕されないためにカバーを付けている。しかし、販売店の立場からすれば「やめてくれ」と声を大にして言いたい。自分勝手な考えで猛スピードを出して他人の安全を脅かしている連中に使ってほしくはありません。

---最近のニュースなどでも頻繁に取り上げられていますが、芝浦パーキングにずらりと並ぶクルマのナンバーはどれもカバー付きですね。それを見てどう思いますか。

矢野 宣伝としてはいいんですけど、実際には笑っていられません。本来は勝手に撮りまくるカメラから自分を守るプライバシーの保護として使ってほしかったのに、今では「これがスピード違反を助長している」とまで言われる。何でもそうですが、道具なんて使う側の考えひとつでどちらにも転ぶ。悪意を持って使われた結果があれなんです。

---警察はたしかに敵視していますよね。

矢野 でもね、レーダーは取り締まらないんですよ。警察に無線機を卸している関係もあるから。あっちの方が他に用途がなくて悪質だと僕は思うけど(笑)。あと、性能が発揮できない製品を平気な顔で売る同業他社にも文句が言いたい。そうした製品を買ったとしても、後ろめたい気分で買うやつが大半だから警察にも訴えられない。そういうところは本当に困ります。

《石田真一》

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