フォード『P2000ハイドロジェンICE』---もうひとつの水素燃料自動車

エコカー 燃費
フォード『P2000ハイドロジェンICE』---もうひとつの水素燃料自動車
フォード『P2000ハイドロジェンICE』---もうひとつの水素燃料自動車 全 3 枚 拡大写真

フォードでは水素の内燃エンジンを搭載した新しい車を発表。従来のガソリンエンジン車と燃料電池との橋渡し的な存在になる、と期待されている。

【画像全3枚】

この車はP2000ハイドロジェン内燃エンジン(H2ICE)を搭載したコンセプトカー。燃費が低く、ガソリン車と変わらないオペレーション能力がある。フォードではこの車の登場により、水素供給のインフラにスピードが出れば将来の燃料電池に向けての社会整備や大衆の理解が進められる、としている。

P2000にはゼテック2.0リットルガソリンエンジンの改造型(『フォーカス』に使用されているもの)が使われている。ガソリンバージョンにくらべると燃費は25〜30%向上。タンクに圧縮水素87リットルを搭載し、航続は67マイル(約107km)。しかしタンクを改良することにより、継続走行は150マイル(約240km)まで伸びるという。

燃料電池がまだ未来の技術である以上、低燃費の水素エンジンは現在もっとも展望が開けやすい技術と言える。ICEの市販バージョンが生まれれば、燃料電池への道は一気に開けることになる?

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る