『トラヴィック』の発売によって、スバルブランドの名のもとにオペル車を初めて販売することになったスバルだが、これとは別にスバルディーラーは現在、ボルボとポルシェも販売している。独立資本のポルシェはともかく、GMの最大ライバルであるフォード・グループに属するボルボをスバルディーラーで売り続けることに問題はないのだろうか?
「ボルボを売るのをやめてほしい、という要望は、今のところGM側からもフォード側からも出ていません。ですから、スバルディーラーでは今後もボルボの販売やメインテナンスを続けますので、ご安心ください。ポルシェについても同様です」
と、富士重工広報部長の坂本和人さんは言う。別のスバル社員によれば、「ボルボの販売は富士重工本社がやっていることではなく、別会社である販売会社が行っているから問題はないのでしょう。アメリカなとでは、ひとつのディーラーが様々なメーカーのクルマを併売したりすることはよくありますからね」とのこと。スバル系のディーラーを利用しているボルボやポルシェのオーナーも、当面は特に心配する必要はないようだ。