ケン・ティレル逝く

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ケン・ティレル逝く
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イギリスのF1チーム、ティレルを率い、スコットランドの伝説なった名ドライバー、ジャッキー・スチュワートを見いだした男として知られるケン・ティレルが、25日の朝この世を去った。77歳。死因は病死と見られる。

1998年にティレル・レーシング・オーガニゼーションをBARに売却するまで、ケン・ティレルは長い間レースの世界に携わり、多くの才能ある若手を発掘してきた。スチュワートを始め、マーク・ブランデルといったイギリスのドライバーのみならず、パトリック・デュパイエやミケーレ・アルボレート、ジャン・アレジといった外国人ドライバーなどにもチャンスを与えた。

F3時代の1964年からティレルに入り、73年の10月までともに戦い25勝を上げたスチュワートは次のように悲しみを語っている。「僕のドライビング人生における彼の影響の大きさは計り知れない」

「彼はチームオーナーやマネージャーといったものを超えていた。ケンは父親のような存在だった。彼は私に教え、コーチし、それから背中を押してくれた。私たちはよく議論を戦わせ、そして一緒に笑った。ケンは私の成功のため緻密な計画を立てていた。それは強固で論理的で実用的な知恵だった。私はそこを非常に尊敬してやまなかった。覚えていてほしいことは私の存在など、ケンがいなければ無いも同然だったということだ」

《編集部》

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