コンテナ丸ごとX線にかけたら盗難車---横浜税関の新兵器

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横浜市の本牧ふ頭から海外に密輸されそうになった盗難車3台が、横浜税関が今年導入したコンテナ検査用大型エックス線装置で見つかり、容疑者が関税法違反(虚偽申告)容疑で告発されたという記事を30日付けの読売新聞が報じている。

この装置は横浜税関が今年初めに導入したもので、コンテナ開封することなく、そのままX線探査装置にかけることができる。今年4月16日、カンボジア向けに輸出される中古家電品を積んだはずのコンテナの中から、盗難手配が出されていた国産の4輪駆動車2台と高級乗用車1台が発見。同装置による摘発第一号となった。

コンテナを送ろうとしたナイジェリア人男性はすでに盗品保管の容疑で神奈川県警が逮捕しており、日本人から声を掛けられ、このクルマを100万円で買ったとしている。30日には関税法違反容疑で横浜地検に告発される予定で、盗難車の買取に関しての全貌解明が待たれる。

盗難自動車の密輸出は大きな問題となっているが、この装置を導入したことで横浜港からの持ち出しは事実上不可能になりそうだ。

《石田真一》

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