【新聞ウォッチ】『パジェロ』事故で捜査本部、三菱の足を引っ張る熊本県警

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【新聞ウォッチ】『パジェロ』事故で捜査本部、三菱の足を引っ張る熊本県警
【新聞ウォッチ】『パジェロ』事故で捜査本部、三菱の足を引っ張る熊本県警 全 3 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年9月6日付

●大和銀行、自動車のトラブル対応の新ガード取扱開始(産経・7面)

●割安タクシーのエムケイ、路線バス事業に参入(産経・8面)

●コラム「顔」加藤裕治・自動車総連会長「社会性のある組合活動を」(読売・2面)

●奥田碩・日経連会長、「GDPマイナスなら補正予算を」(読売・9面)

●雇用危機、マツダなど相次ぐリストラ、希望退職“両刃の剣”(読売・9面)

●スズキ、「エリオ」の限定車発売(読売・11面)

●熊本県警、三菱の「パジェロ」事故で捜査本部(読売・35面)

●北米新車販売台数、ビッグ3の低迷続く、トヨタは新車好調(朝日・12面)

●ホンダ、超小型の燃料電池を開発(朝日・13面)

●ホンダ、中国製スクーターを日本で発売へ、国産の3-4割安(日経・1面、関連記事13面)

●BMW、「新型ミニ」リコール、日本での発売計画変更なし無し(日経・1面)

●東京都武蔵村山市、日産村山工場跡地利用で独自構想を提示へ(日経・29面)

ひとくちコメント

熊本県警が『パジェロ』による人身事故で、捜査本部を設置、三菱自動車の業務上過失傷害容疑を視野に入れ、本格捜査を開始したと、きょうの読売などが社会面で大きく取り上げている。

昨夜、NHKの7時のニュースでも詳しく報じていたが、事故が発生したのは昨年6月20日のこと。熊本市で37歳の女性がパジェロを運転中、ブレーキが利かなくなり停車中のワゴン車に衝突、ワゴン車の2人がむち打ち症になった。すでに1年以上も経過、運転の女性とも和解が成立しているのに「今さら捜査本部?」と首を傾げたくもなる。

だが、県警によると、昨年8月に三菱側からブレーキの任意提出を受け、専門家による鑑定を依頼、その結果、ブレーキホースの亀裂からオイルが漏れたのが原因との疑いが強まったからだという。

一連のクレーム隠しでもパジェロの欠陥が取り沙汰されていたが、事件後は平身低頭で信頼回復につとめているものの、その兆しは一向にみられない。捜査の焦点は、三菱側に欠陥ブレーキとの認識があったかどうかだが、刑事責任が問われることになれば、一段と窮地に追い込まれる可能性も大きい。

《福田俊之》

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