証拠物件の任意提出から1年---熊本県警『パジェロ』事故にようやく本腰

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証拠物件の任意提出から1年---熊本県警『パジェロ』事故にようやく本腰
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熊本県警は5日、昨年6月に発生した人身事故が三菱『パジェロ』の欠陥による疑いが濃厚として、熊本南署内に捜査本部を設置したことを明らかにした。今後、法人である三菱自動車の刑事責任を追及していく方針。

この事故は昨年6月20日、熊本市内の国道を走行中のパジェロのブレーキが突然効かなくなり、信号待ちをしていたワゴン車に追突し、ワゴン車の2人が軽傷を負った。当初は単なる人身事故として捜査していたが、後にこのクルマと同型車にブレーキホースの欠陥があり、リコール対象となっていた事実が発覚。このクルマを修理していた三菱自動車のディーラー併設の修理工場から該当車に取り付けられていたホースの任意提出を受け、専門家に鑑定を依頼するなどしていた。

また、これと平行して、パジェロ所有者が三菱自動車を相手に「リコール対象であることを隠蔽していた」として民事訴訟が今年3月にスタート。7月に和解が成立したが、その席上で三菱側が欠陥と事故との因果関係を認めたことから、刑事事件としても立件することを決めたという。

熊本県警では「決して放置していたわけではなく、欠陥が事故原因につながるかどうかの鑑定に時間が掛かったから」と説明しているが。

《石田真一》

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