トヨタがマイノリティ対策に80億ドルの支出

自動車 社会 社会

アメリカの黒人指導者、ジェシー・ジャクソン氏がトヨタを「マイノリティの雇用が少なく広告などにも人種差別的な傾向がある」と糾弾し、製品ボイコットを行う、と宣言してから数カ月。トヨタUSAでは10年計画で総額80億ドル、という巨額の出資をジャクソン氏のレインボー/プッシュ協会に行う、と発表した。

内容としては、トヨタがマイノリティが経営するトヨタディーラーを50店鋪増やす、今後3年間アフリカン・アメリカン、ヒスパニックが経営する広告会社に1億5000万ドルの広告を発注する、マイノリティが経営するサプライヤー、サービス会社に7億5000万ドル(約908億2500万円)分の仕事を発注する、など。

今回の出来事は数年前の三菱自動車に対して起こされた集団セクハラ訴訟と同様に、アメリカでの企業の危機管理が問われる内容だ。世界のトヨタもアメリカ独特のマイノリティ優遇政策への理解が足りなかった、ということかもしれない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  2. 三輪EV『coffret』、ヤマダデンキ横浜本店で販売開始…試乗も可能
  3. NISMO「L型エンジン用ヘッド」発売に「NAで300psって」「オーラニスモ買えちゃう」など驚きの声
  4. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 「3つの味」が選べる新型トヨタ『RAV4』日本仕様が一般公開! 2025年度内発売へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る