【ランボルギーニ『ムルチエラーゴ』】鋼管フレームに炭素繊維パネル

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【ランボルギーニ『ムルチエラーゴ』】鋼管フレームに炭素繊維パネル
【ランボルギーニ『ムルチエラーゴ』】鋼管フレームに炭素繊維パネル 全 6 枚 拡大写真

『ムルチエラーゴ』のデザインでは、ドンカーウォルク氏はピエヒの期待に充分に応え、ザガート、ベルトーネ、イデアといったコンペのライバルを上回る提案を行い、採用された。ご存じのとおり、ムルチエラーゴのプロトタイプはザガートによってデザインされており、ヨーロッパでスクープ写真も撮影されていた。

ドンカーウォルク氏のデザインは、かなり前よりのドライビングポジションや細長い三角なボディといった、『ディアブロ』の特徴を残しながらも、ステルス爆撃機から多くのヒントを得たという。その上で、シンプルですっきりとしたデザインを生み出すことを念頭に置いていたようだ。

こうして完成されたデザインは、ディアブロ発表時に受けたアグレッシブな印象とは逆に、誰にでも受け入れられるようなさっぱりとしたものになった。「今回のデザインにおいてもっとも難しかったのは、どうやってランボルギーニらしさを出すか、でした。毎日ランボルギーニ、ランボルギーニ…と唱えていたくらいです」と、ドンカーウォルク氏は語る。

デザインを完璧にするため、彼はわざわざインゴルシュタットにあるアウディがもつ最新の風洞まで利用したという。ハイスピード時、リアホイールに充分なダウンフォースが発生するように、必要に応じて作動する小さなスポイラーをリアクォーターに付けた。このスポイラーは、130km/hと220km/hの2段階で位置制御される。なおクローズド状態での空気抵抗係数は0.33と発表されている。

ボディサイズは、全長4580mm、全幅2045mm、全高1135mm。3サイズどれをとっても、ディアブロに比べてわずかに大きい。ホイールベースもディアブロに比べて15mm長い2665mm。トレッドは前後でそれぞれ25mmほど長くなって、1635mmと1695mm。シャシーはディアブロと同じチューブ型スチールフレームがベース。たったの55kgと噂されるボディは、カーボンファイバー製である。

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