GM、10年ぶりに工場閉鎖---その影響をモロに受ける「強いアメリカ」の象徴

自動車 ビジネス 企業動向
GM、10年ぶりに工場閉鎖---その影響をモロに受ける「強いアメリカ」の象徴
GM、10年ぶりに工場閉鎖---その影響をモロに受ける「強いアメリカ」の象徴 全 2 枚 拡大写真
GM(ゼネラル・モーターズ)は25日、売り上げが低迷しているシボレー『カマロ』とポンティアック『ファイアーバード』を生産しているカナダのケベック工場を2002年度に閉鎖することを明らかにした。同社が工場を閉鎖するのは10年ぶりのこととなる。

ケベック工場の従業員は今回の工場閉鎖によって全員解雇されるが、早期退職者制度を採用して徐々に削減していくという方式をとる。工場の閉鎖によって、カマロとファイアーバードのモデル自体も消滅するようだ。

アメリカでの乗用車需要はSUV寄りに移行しており、いわゆるスポーツカーのカテゴリーは廃れる風潮にあった。保険料が高いというのも一因だが、売れなくなっていることに間違いはない。ただ、「強いアメリカ」の象徴とも言えたこの2車種が消えるということは、今のアメリカの不安定さをも表しているようで感慨深いものがあるといえよう。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
  2. トヨタ『GRカローラ』に2026年型、米国は2グレード展開で今秋発売へ
  3. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  4. スズキの新型ハイブリッドSUV『インビクト』、インド安全性評価で最高の5つ星獲得
  5. トヨタ『ライズ』、5色のカラフルなフルーツテーマで登場…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る