【ITS国際会議2001】実用ITS第3弾、DSRC---日本ではお役所が障害

自動車 テクノロジー ITS
【ITS国際会議2001】実用ITS第3弾、DSRC---日本ではお役所が障害
【ITS国際会議2001】実用ITS第3弾、DSRC---日本ではお役所が障害 全 2 枚 拡大写真
第8回ITS国際会議で目立ち、VICS、ETCに続くITS第3弾と目されて注目されたのが「DSRC」(Dedicated Short Range Communication、狭域無線通信)の応用システムだ。

この無線通信ではアクティブな双方向通信が可能で、これはすでにETCでも利用されている。これをさらに応用範囲を拡大してファーストフードのドライブスルーや、ガソリンスタンド、駐車場管理の料金決済を自動化しようというものだ。また、情報提供サービスや音楽・映像といったマルチメディアのデータ配信など、新たな需要を掘り起こすものとして期待されている。

ただ、日本ではこれらを取り扱う省庁間の調整が難しいとされ、たとえばETCは国土交通省の管轄下にあり、ファーストフードなどの料金決済では経済産業省の管轄となることで、同じシステムが流用できにくいという悩みがある。松下のデモ機がETC/DSRC二つのスロットを設けているのもこうした面への対応を図るための試作機となっている。三菱電機は実際の使用例をシュミレーターを使って体験するコーナーを設けていた。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダが新型軽EV『N-ONE e:』を発売、航続295km、価格は269万9400円から
  2. 「今までのルノー車にはないデザイン」6代目となった新型ルノー『ルーテシア』、ファンの注目は“F1由来”の技術
  3. 日産フェアレディZ、「ヘリテージエディション」が米国で登場…1990年代の「300ZX」がモチーフ
  4. AE86レビン・トレノ、エンジン部品を復刻生産へ…トヨタGRヘリテージパーツプロジェクト
  5. 『GRスープラ』の後ろ姿が劇的に変わる! LEDテールランプ「Laser Style」が発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る