【東京ショー2001出品車】トヨタ/WiLLの第3弾『VC』は最先端ITカー

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京ショー2001出品車】トヨタ/WiLLの第3弾『VC』は最先端ITカー
【東京ショー2001出品車】トヨタ/WiLLの第3弾『VC』は最先端ITカー 全 4 枚 拡大写真

トヨタがリリースするWiLLブランドの第3弾モデル、『VC』が東京モーターショーで初披露される。コンセプトは「遊び心と本物感」という漠然としたものだが、その中身をみると、バリバリのIT対応モデルであることがわかる。

トヨタの新世代ネットワークサービス、G-BOOKにアクセスできる端末をセンターコンソールに設置。G-BOOKとはPDA、PC、携帯電話などの端末にトヨタのインターネットコンテンツプロバイダ、GAZOOがさまざまなコンテンツを配信するというもの。

G-BOOKのディスプレイはタッチパネル付き6.5インチTFT液晶で、フルカラー表示対応。MP3ミュージックデータ、ゲームなどがダウンロードでき、Eメールの送受信も可能。またリアルタイム交通情報、ショッピング&グルメガイド、タウン情報などがナビゲーションに連動する形で利用可能だ。これらのダウンロードはVCに搭載した通信システムAir、PCやKIOSK端末上のダウンロードデータをセーブしたSDカードなどを使用して行う。

高度なネットワーク端末を装備するため市販価格は安くはないと思われるが、クルマ自体はヴィッツベースであることから、極端に高くもないだろう。カーコンピューティングの時代は、もう目の前に迫っているのだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「盤石シャシー」に「装甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  2. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  3. BYD、国内EV累計販売が5305台に…5000台目の『シーライオン7』を納車
  4. レクサス『LC』の特別仕様「最高峰」モデルに「美しすぎる」「マットカラーたまらん」など絶賛の声
  5. 最初にスピーカーを換えておけば、その先に明るい未来が開ける!?[初めてのカーオーディオ“とっておき”をプロが提案]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る