2年前の東京モーターショーで発表された4ドア4シーター、ロータリースポーツカー・コンセプトの『RXエボルブ』。今年1月のデトロイト・オートショーではエンジニアリング・モデルの『RX-8』に進化、そして今回は量産デザインモデルとなって登場だ。
マツダのブランドメッセージは“Zoom-Zoom”(ズーム・ズーム)、日本語なら「ブーブー」という子供の自動車の口まねだ。そんなワクワクする気持ちをスポーツカー・カテゴリーにおいて最大限に強調して具現化したのがRX-8なのだ。
開発責任者の片渕昇(かたぶち・のぼる)主査は、まったく新しいスポーツカーの提案だという。「コンベンショナルなスポーツカー市場は縮小しています。いっぽうスポーツマインドをもつユーザーは増えています。家族が増え、仲間と過ごすことも多くなったライフステージにいる人をターゲットにしました。もっと多くの人にスポーツを楽しんでもらいたい」