【東京ショー2001速報】ロールスロイス、永遠のモニュメント

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【東京ショー2001速報】ロールスロイス、永遠のモニュメント
【東京ショー2001速報】ロールスロイス、永遠のモニュメント 全 2 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンに買収されたロールスロイス、ベントレーは、合同で東京モーターショーに出展。ロールスロイスの商標使用権をBMWが握っていることから、もしかするとこれが最後の合同展示になるかもしれない。

ロールスロイスは2年後に、クルー(イギリス工場)での生産が中止されることがすでに決定している。そのロールスロイスの終焉を前に、世界限定40台という記念プレミアムモデル、パークウォードが会場で披露された。

『シルバーセラフ』とボディは同じだが、室内はロールスロイスの職工のみが作りうる、贅を極めたもの。精巧な象眼細工の本木目パネル、丁寧な縫製のレザーインテリアなどは、「他メーカーでは決して作り得ないもの」(ティム・マッキンレー日本法人マネージャー)。最高の工芸技術を持ちながら、マスプロの波に飲まれて消えていくロールスロイスが見せる、最後の心意気といえよう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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