過去最大2200万台の無償修理で、フォードは持ちこたえられるのか?

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フォード・モーターは、乗用車、トラックの点火装置に不具合あったとして、保証期間の延長で対応することを発表した。この不具合は集団訴訟となっており、フォードは原告の求めに応じて補修することで和解する。対象台数は2200万台で、自動車業界で過去最大の台数となる。

対象となるのは1983〜1995年に生産した乗用車とトラック。フォードはリコールの対象を絞ったことから、集団訴訟となっていたが、今回、点火装置の交換を、保証期間を延長(10万マイル=16万km)することで、原告団と和解した。

この補修でフォードは27億ドル(約3300億円)の費用を見込んでいる。ブリヂストン・ファイアストンでも大量リコールし、第3四半期決算が赤字に転落したフォードにとってさらに負担となるのは確実。ジャック・ナッサーCEOの進退にも影響を及ぼすのは必至の情勢だ。

《レスポンス編集部》

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