【CART新規格エンジン騒動】ホンダなどエンジンサプライヤー軽視される

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【CART新規格エンジン騒動】ホンダなどエンジンサプライヤー軽視される
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10月4日、CARTは2003年のエンジン規定を発表した。その内容は、現行の2.65リットル・ターボから、IRL(インディ・レーシング・リーグ)の仕様に近い3.5リットル自然吸気エンジンへの変更を告げるものだった。

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「エンジン規定を変更する場合は2年前の3月までに決定する」という取り決めがある。2003年から変更するとすれば、その期限は2001年の3月だ。約束の期限を7カ月超過しているにもかかわらず、CARTは突如としてエンジン規定の変更を発表。そのうえ、「詳細については30〜60日後に発表する」と言い出す始末だった。

10月12日、HPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)の社長トム・エリオットは「ホンダは2003年以降、CARTに参戦しない」と発表した。撤退である。引き金をひいたのはもちろん、3.5リットル自然吸気エンジン規定である。「我々はCARTに対し、このような規定に沿ったエンジンを作るのは2004年以降でなければ間に合わないと情報を提供しつづけてきたので、今回の決定には落胆している」とエリオットは語った。

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