【CART2001総括】アメリカの日本人1年目、2年目……

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日本人ドライバーは総じて苦戦を強いられた。中野信治は本人もマシンも「優勝できるポテンシャルを持つ」状態だったにもかかわらず、歯車のかみ合わないちぐはぐなレースが続き、結局満足のいく成績を残すことができなかった。

シーズン最高位は第5戦もてぎの8位。フリー走行やウォームアップ走行で度々トップタイムをマークしたものの、大事な予選やレースで、あるときはトラブルに見舞われ、あるときはアクシデントに巻き込まれて、チャンスを逃した。運も実力のうちと言えばそれまでだが……。

ウォーカー・レーシング(ローラ/トヨタ)でルーキーイヤーを過ごした高木虎之介は、CARTのスタイルに慣れるのに時間がかかり、第10戦トロントでは「コース上で危険な行為があった」としてポイント剥奪のペナルティを受けさえした。それでも高木は徐々にCARTの水に慣れ、第15戦バンクーバー(ストリート)で7位、第16戦ドイツ(オーバル)で6位、第18戦ヒューストン(ストリート)で4位と尻上がりに調子を上げた。決して戦闘力が高いとは言えないマシンとチーム体制でありながら、きちんと持ち前の速さをアピールしたのは立派だ。

組織運営上に問題の多い1年だったが、レースそのものは例年通り、観る者を大いに楽しませてくれた。

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