トラックは売れないけれど、トヨタのおかげで日野自動車が黒字転換

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日野自動車は20日、今年度中間期連結決算を発表した。国内トラック市場は厳しい状況が続いたものの、トヨタ向けの売上増により売上高は前期にくらべ6.6%増の3677億円となった。またコスト削減効果により営業損益が改善し、最終損益は1億3000万円の黒字に転換した。

今年度上期は普通トラック(大型・中型)市場が前期に比べ、若干のプラスで推移したのに対し、日野は1.7%の減少となった。大型トラックで販売競争が激化したことによるもので、シェアも前期の28.5%から27.7%へ0.8ポイント落とした。小型トラックの販売は24.8%増と順調に伸びシェアも前期の7.4%から9.8%に拡大した。

トヨタ向け売上高は18.9%増の1324億円となった。受託生産車『ハイラックス』の生産が減少したが、これまで売上に計上されていなかった受託生産関係のトヨタとの取引が上乗せされることになったため売上高は増えた。

利益は日野自本体のコスト削減努力により営業利益が前期の17億円の赤字から38億円の黒字となった。これにより経常・最終損益とも前期の赤字から黒字に転換した。通期では原価低減などの合理化の推進により最終利益が130億円になる見通し。

《編集部》

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