交通事故鑑定人、鑑定書もウソなら経歴もウソ!?

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警視庁は27日、交通事故鑑定人を自称し、交通事故被害者の遺族から調査料の名目で多額の金を騙し取っていたとして、32歳の男を詐欺容疑で逮捕したことを明らかにした。警察が把握しているだけで10件、およそ5000万円の被害が出ているようだ。

警察の調べによると、この男は1998年ごろからテレビや雑誌などで交通事故鑑定人として度々紹介されていた。しかし、実際の調査を行っていた形跡がないケースもあり、行っていたとしても鑑定の内容はずさんなものだったとされる。訴訟で証拠として提出した鑑定書が実際の事故とは全く違うものだとして、相手方から鑑定ミスを指摘されることも珍しくなかった。

また、この男は鑑定人としての能力を信用させるため、警察の科学調査研究所に所属していたなどとウソの経歴を言って相手を信用させるなど、数々の問題点が指摘されている。

警察では「事故被害者の心理につけこんだ悪質な犯罪だ」として、この男を厳しく追及していく方針だという。

《石田真一》

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