【新聞ウォッチ】ボールペン1本までチェック、日産ゴーン流「ケチ哲学」

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【新聞ウォッチ】ボールペン1本までチェック、日産ゴーン流「ケチ哲学」
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年11月28日付

●自工会、環境にやさしいクルマ、取得税免除を要望(読売・9面)

●春闘、ベア1000円要求へ、自動車と造船重機が方針へ(産経・6面)

●VW、小型車「ポロ」の特別仕様車3000台限定販売(東京・9面)

●ディーゼル規制クリアの都バス、トラックなどに「適合車」のステッカーをペタリ(東京・27面)

●道路公団改革で何が変わる「建設や料金見通し混沌」(朝日・12面)

●韓国・起亜自動車、中国の東風と提携し生産能力6倍に(日経・9面)

●日産グループ、オフィス用品を電子調達(日経・11面)

ひとくちコメント

日産自動車は全国の販売会社や関係会社が購入しているパソコンやボールペン、オフィス事務用品などの調達を来春からインターネットを利用した電子調達に切り替える。きょうの日経などが取り上げているが、総額で年間300億円ほどの調達を電子化することで、約2割の経費削減が期待できるという。

購買原価低減活動は、ゴーン社長が打ち出した「日産リバイバルプラン」の大きな柱の一つだが、それが文房具やオフィス家具の分野にまでメスを入れることになったわけだ。一般的にネット調達は、卸や小売りなどの中間での人件費やマージンを省略することができるため、その分割安で購入できるメリットがある。しかも、購入がデータ化されるため社員のコスト意識が高まるという効果もある。

“チリも積もれば……”の節約精神は大いに評価したいところだが、第一線のセールスマンがボールペンのインクの減り具合を気にしながら一件100万円以上の商談に挑むというのも何となく士気が揚がらないようにも思えるのだが……。

《福田俊之》

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