フォード/ファイアストン、ついに集団訴訟へ……クルマもタイヤも

自動車 社会 社会
フォード/ファイアストン、ついに集団訴訟へ……クルマもタイヤも
フォード/ファイアストン、ついに集団訴訟へ……クルマもタイヤも 全 1 枚 拡大写真

アメリカの連邦検事局は、現在報告されている500件以上のフォード『エクスプローラー』/ファイアストン・タイヤに関連する物損事故に対し、集団訴訟とすることを明らかにした(既報)。検事が訴訟を2つのグループに分けたことがポイント。

すなわちひとつのグループは、1991−2001年モデルのエクスプローラーを、2001年8月までに購入あるいはリースした人々、すなわちタイヤのブランドにかかわらずエクスプローラーを所有するおよそ350万人の人々。

もうひとつのグループは、車種にかかわらず、1990年以降ファイアストンの『ATX』、『ATXII』、『ファイアホークATX』、『ATX23』、『ワイドトラック・ラジアル・バハ』、『ウィルダネス』を装着するクルマを所有したアメリカ人すべてを対象。

このうちエクスプローラーのオーナーを対象にしたものは、フォードに対し「広告よりも安全ではない車を売った、すなわち消費者はエクスプローラーに対して高すぎる金額を支払った」という訴訟を起すことになる。

事故はファイアストン・タイヤに100%非がある、と主張を続けたフォードとしては、この集団訴訟でブランドイメージにいっそうの傷がつくことはなんとしても避けたい。今後この集団訴訟提示に対し、フォードがどのような対応を取るのかに注目が集まっている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三輪EV『coffret』、ヤマダデンキ横浜本店で販売開始…試乗も可能
  2. 三菱の新型SUV『デスティネーター』、最高の安全性評価…ASEAN NCAP
  3. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…土曜ニュースランキング
  4. 「3つの味」が選べる新型トヨタ『RAV4』日本仕様が一般公開! 2025年度内発売へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る