米国の運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が、小型トラックの燃費規制を2005年から強化する方針であることが明らかになった。
それによるとガソリン1ガロン当たりの走行距離を段階的に引き上げる方針だったが、当初の予定だった2004年を2005年に先送りする見通し。人気の高い小型トラック、SUVを乗用車並みの燃費に引き上げると、価格アップも予想され、販売に水を差しかねないことから1年先送りする。
SUV、小型トラックの燃費規制は、1ガロン当たり20.7マイル(約8.75km/リットル)で、乗用車並みの27.5マイル(約11.62km/リットル)に段階的に引き上げる模様。世界的には二酸化炭素排出量を削減するため、燃費規制を前倒ししているが、さすが環境軽視のブッシュ大統領、環境より経済優先のようだ。