日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026

・日産自動車がフィリピン国際モーターショーで新型EVセダン「プリメーラ EV」を初公開。約20年ぶりに「プリメーラ」の名が復活した。

・東風日産が開発した「N7」そのもの。N7は最大航続距離635km・急速充電約14分(30~80%)などの高性能を実現。

・中国をイノベーションとグローバル輸出のハブとする戦略の一環で、先進的な運転支援や快適装備を搭載する。

日産 プリメーラ EV(フィリピンモーターショー2026)
日産 プリメーラ EV(フィリピンモーターショー2026)全 10 枚

日産自動車は6月4日、第10回フィリピン国際モーターショー(PIMS)において、新型EVセダン『プリメーラ EV』を初公開した。かつて日本や欧州で販売された『プリメーラ』の名前が、約20年ぶりに復活した形だ。

【画像】日産プリメーラEVとN7

プリメーラ EVは、日産が2026年4月に発表したビジョンに基づく戦略の一環である。中国をイノベーションとグローバルな輸出のハブと位置づけ、商品競争力をグローバルに強化する取り組みの中で生まれた。

■東風日産の「N7」そのもの

東風日産の新型EVセダン『N7』東風日産の新型EVセダン『N7』

プリメーラ EVの実体は、日産と東風汽車の中国合弁会社の東風日産が開発した新型EVセダン『N7』だ。洗練されたデザインと広々とした室内空間を兼ね備えている。

N7のエクステリアでは、フロントに710個の高出力LEDと日産独自のV-Motionデザインを採用。サイドにはフレームレスドアやフラッシュドアハンドルを配置し、リアには882個のOLEDを一直線に並べた。空気抵抗係数は0.208と、優れた空力性能を実現している。

■2種類のバッテリーと高い航続性能

日産の新型EVセダン『N7』日産の新型EVセダン『N7』

中国仕様のバッテリーには58kWhと73kWhの2種類のリチウム鉄リン酸(LFP)バッテリーを用意する。フロントに搭載された電動モーターの出力は、58kWh仕様で160kW、73kWh仕様で200kW。最大トルクは両仕様共通で305Nmだ。

航続距離は58kWh仕様で510km以上、73kWh仕様では最大635kmを達成している。充電性能も高く、残量10%から80%まで約19分、30%から80%までは約14分で完了する。

サスペンションは全モデルにマクファーソン式フロントサスペンションとマルチリンクリアサスペンションを採用。中国の自動運転技術企業・モメンタと提携し、高度な運転支援システム「Navigate on Autopilot」を搭載している。

■快適性と先進技術を追求した内装

日産の新型EVセダン『N7』日産の新型EVセダン『N7』

N7の内装では、AIを活用して姿勢を自動調整する「ゼロプレッシャーシート」や、12ポイントのマッサージ機能付きシートを採用し、快適性を高めた。

インフォテインメントシステムには15.6インチの2.5K解像度センタースクリーンを搭載。クアルコムのスナップドラゴン8295Pプロセッサーを採用し、高性能な車内エンターテインメント環境を実現している。

《森脇稔》

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