ダイハツが中心となって開発---この高張力鋼板はちょっと違う

自動車 ニューモデル 新型車

ダイハツ工業は11日、岩手大学工学部、大阪特殊合金と共同で、自動車用ボディなどに採用されている高張力鋼板の新たな鋳造方法を開発したと発表した。プレス工程で発生する鋼板スクラップのリサイクル率向上につなげる。

ハイテン材とも呼ばれる高張力鋼板は、通常の鋼板と同等の強度を保ちながら薄板化が可能な素材で軽量化のため自動車への採用が拡大している。しかし、鋳造素材としてのリサイクルが難しく、将来的に採用が抑制される恐れがあったという。

このため、リサイクルを難しくしているマンガンを添加剤によって除去する技術を開発。鋳鉄原料としてのリサイクルを可能にした。

ダイハツはプレス工程で発生するスクラップ鋼板を鋳造部品の原料として再利用しており、鋳鉄原料の4割がリサイクル素材となっている。高張力鋼板の鋳造への利用も可能にしたことで、さらにこの比率があがる見込みだ。また新技術はダイハツ社内だけでなく他メーカーにも供与していく。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  2. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  3. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  4. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  5. 「ヤリクロ超えたのでは?」スズキ『クロスビー』のフルモデルチェンジ級進化に「最近スズキすげぇな」などSNS興奮
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る