3人焼死の火災はガソリンスタンドで容器を間違えたことが原因?

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福島県警は10日、今年3月に3人が焼死した火災は、灯油と間違って販売されたガソリンが原因となって発生したとして、ガソリンスタンドの従業員や、火元となった店の従業員など、合わせて7人を重過失失火や重過失致死、消防法違反などの各容疑で書類送検した。

この事故は今年3月30日に発生した。いわき市の塗装店から出火し、同じ建物の2階バレエ教室で練習していた親子3人が逃げ遅れて焼死。建物400平方メートルを全焼している。この火災は塗装店の従業員が近くのガソリンスタンドで買ってきた灯油をストーブに注いだところ、そのストーブが異常燃焼を起こして発生したものとわかった。消防が詳細に分析したところ、ストーブの燃料タンクからは灯油ではなく、ガソリンの成分を検出。誤って使用された疑いが濃厚となっていた。

その後の調べで、灯油を買いに行った塗装店社員に対して、ガソリンスタンドの従業員が容器を誤っていたことが判明。ストーブのタンクに燃料を補充した塗装店の別の社員も「普段とは匂いが違うと思った」と薄々気がついていたが、そのまま給油していたという。

警察では「今回の事故を防止できるポイントはいくつかあったのに、それが全て見過ごされていたのが不思議でならない。明らかな人災である」としている。

《石田真一》

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