あまりにも運が悪い? バイク盗難犯を追跡していた警察官が殉職

自動車 社会 社会

バイクを盗難しようとしていた容疑者を走って追いかけていた埼玉県警機動捜査隊の警察官が、通りかかった酒気帯び運転のトラックにはねられて死亡するという事故が起きた。犯人の男はトラックの運転手が降りたすきに運転席に入り込み、このトラックを奪ってなおも逃走を続けている。

事件が起きたのは20日の午前0時40分ごろで、埼玉県白岡町の新聞販売店の敷地内で、新聞配達用のバイクをトラックに積み込もうとしている2人の男を警戒中の警察官が発見。うち1人はその場で取り押さえたが、もう1人が現場から走って逃げ出した。

県警機動捜査隊に所属する35歳の巡査部長がこの犯人を追跡したが、直後にトラックにはねられて全身を強く打ち、まもなく死亡した。犯人の男はトラック運転手が車外に降りたすきを見計らい、トラックを奪ってさらに逃走を続けている模様。

警察ではバイクを盗難しようとしていた男を窃盗容疑の現行犯で、警官をはねたトラック運転手を道路交通法違反(酒気帯び)と業務上過失致傷(後に過失致死に切り替え)の現行犯で逮捕した。

埼玉では新聞販売店を狙ったバイク盗難が頻発しており、この日も複数の店に捜査員を配置して警戒を強めている最中だった。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【三菱 デリカミニ 新型】インテリアはバージョン0.8から「2.0」に進化! 専用開発で実現した“らしさ”とは
  2. 「ほぼ未使用」のスーパーカー20台、匿名バイヤーに一括売却へ その総額は…
  3. トヨタ『アクア』がプリウス顔に大変身! 一部改良モデルが発売、248万6000円から
  4. ハンマーヘッド顔の新型『アクア』にさらなる上質を、モデリスタがカスタマイズアイテム発売
  5. あのホンダ『エリシオン』が中国で生きていた! 新グリル採用の新型、約515万円から発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る