豊田合成と東海理化で合弁---トヨタ仕様の安全装置開発

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車系部品メーカーの豊田合成と東海理化は、シートベルトやエアバッグなどの安全関連装置を開発、販売する新会社を設立する方向で検討を開始した。両社は昨年末、安全装置分野での業務提携に合意している。

この提携は両社の得意分野を補完しあって同分野で世界トップレベルのサプライヤーになることを目指したもの。さらに事業基盤の強化を図るためには両社の関連部門を新会社に集約した方が効率的だと判断した。

トヨタ自動車を主要取引先とする部品メーカーでは、アイシン精機、デンソー、住友電気工業とトヨタが共同出資して昨年、ブレーキシステムの開発、販売する新会社アドヴィックス(愛知県刈谷市)を設立している。アドヴィックスはディスクやマスターシリンダー、ABSなどの各部品メーカーが重複する開発部門を統合することにより、「システムサプライヤー」としてグローバル規模で事業基盤を強化するとともに、トヨタを中心とする自動車メーカーへの貢献度を高める狙いを持っている。

エアバッグやシートベルトなどの安全関連装置でも「状況は同じ」(両社首脳)としており、共同出資会社の設立構想が浮上している。部品レベルから“トヨタ仕様”を構築する動きが今後とも、加速しそうだ。

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