施行翌日の事故に早速適用---危険運転致死傷罪

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三重県警は9日、鈴鹿市内で昨年12月26日に交通事故を起こした23歳の会社員を刑法の危険運転致死傷罪の疑いで逮捕したことを明らかにした。同法は昨年12月25日施行され、今回の事件が最初の適用となった。

この事故は昨年12月26日の朝、鈴鹿市内の市道交差点で逮捕された会社員の運転するクルマが信号無視をして交差点に突っ込み、別の乗用車と衝突。衝突されたクルマに乗っていた3人が死傷したもの。

警察では事故の原因を捜査してきたが、原因が逮捕された男性の信号無視にあると断定。交差点進入時のスピードが80km/h近かったこともあり、これが「重大な交通の危険を生じさせた」として、通常の業務上過失致死傷ではなく、新たに制定された危険運転致死傷罪適用が決まった。

従来の業務上過失致死傷罪の場合の最高懲役は5年だが、危険運転致死傷罪の場合には10年までの懲役刑が認められている。適用されるのは今回が全国初だが、悪質な事故のケースでは今後これがスタンダードになるという。

《石田真一》

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