「こういう者だが」警察手帳が67年ぶり大幅変更---匿名性排除、不祥事防止

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警察庁は17日、所属先や氏名、階級などを見せやすくした新しいタイプの警察手帳を10月1日から全国で採用することを明らかにし、そのテストモデルを公開した。これまでの手帳は縦に開いていたが、新しい手帳は横開きで見せやすくなっている。

警察庁では不祥事防止を目的に、警察官の匿名性を極力まで排除すべく、一昨年発足させた警察刷新会議などで検討を重ねてきた。今回採用が決まった新しい手帳もその一環。これまでは縦に開くタイプのものだったが、新しい手帳は横に開くタイプ。開くと階級や名前、所属する都道府県警察名を記したバッヂが同時に提示される。アメリカの捜査機関などで採用されているものと、ほぼ同等のデザインだ。また、制服警察官については、個人番号を記した識別章を新たに着用させることが決まっている。

警察手帳の変更は1935年に採用されて以来、実に67年ぶりの抜本的な見直しとなった。ただ、それを持つ警察官の意識が改革されないようではデザイン変更も意味をなさない……。

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《石田真一》

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