【新聞ウォッチ】国土交通省、車のリコール制度を強化

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年1月21日付

●東京海上と朝日生命の経営統合構想、週内にトップ会談(東京・2面)

●ラグビー日本選手権1回戦、大学勢また大敗、トヨタ、早稲田から11トライ(読売・20面)

●自賠責保険詐欺、10年で4億円、人身事故偽造、医師ら10人逮捕(読売・39面)

●今週プラスアルファ、22日=スズキ新型軽自動車「アルトラパン」発表、25日=トヨタ新型ワゴン車「マークIIブリット」発表ほか(朝日・5面)

●マレーシアの国民車メーカー、中国で部品調達(日経・11面)

●ニチアス、マレーシアで自動車部品生産へ(日経・13面)

ひとくちコメント

週明けの月曜日は企業ネタが少ないのに加え、昨日ときょうの各紙には大学入試センター試験の問題と回答が、朝日の7ページを筆頭に大量に紙面を割いて掲載されている。このため、自動車関連のニュースは「人身事故偽造、医師ら10人逮捕」など社会面の記事を除いてはほとんど見当たらない。

そこで、週末の各紙から気になる記事を拾い読みすると、「車のリコール制強化」という衝撃的な見出しが19日(土)付の朝日夕刊の1面トップを飾っていた。国土交通省が欠陥車のリコールを国がメーカーに命令できる制度を設けるというもので、21日から始まる通常国会に道路運送車両法の改正案として提出する。

メーカーの自主回収だけに任せてきた現行制度が強化されることになる。言うまでもなく社会問題化した三菱自動車の「リコール隠し」などを受けた対応で、回収命令に従わない法人には、最大数千万円の罰金を科すほか、タイヤやチャイルドシードなど安全に深くかかわる部品も対象に加える考え。

つまり、責任が製造した各種部品メーカーにまで及ぶことになるわけで、クルマ購入後にもユーザーが純正部品以外に追加、交換する部品類などにも厳しくメスが入る。また、アジア等で現地製造の“逆輸入車”などの品質管理が一段と問われることになる。

《福田俊之》

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