早く忘れたいが……交換70%、フォードがタイヤ回収に4億ドル追加

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早く忘れたいが……交換70%、フォードがタイヤ回収に4億ドル追加
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フォードは17日、昨年5月から北米域内で実施しているファイアストンタイヤの無料交換キャンペーンを3月31日で終了する方針を明らかにした。進捗率は70%強で、対象となる1350万本中、まだ400万本が未回収となっている。

同社は昨年5月、新車販売時から装着されているタイヤの安全性に問題が生じているとして、SUV『エクスプローラー』などに装着されたファイアストン社製タイヤの自主回収を行ってきた。発端は一昨年の夏に発覚したタイヤの欠陥によるものだが、この交換キャンペーンはフォード側が一方的に「タイヤのみが危険である」と決め付けたことで実施が決まった。後に回収費用の一部負担を求められたファイアストン側は激怒。異例の絶縁宣言を突きつけるきっかけにもなった。

しかし、この問題に執着してきたジャック・ナッサーCEOは事実上の更迭。現在のフォードは新体制での経営が本格化している。ファイアストンとの和解交渉も始まっている今、この問題にいつまでも関わっているけにもいかないと判断したようだ。

ただし、フォードとしては残り400万本の回収には全力を尽くすようで、広報費用なども含めて4億ドルを追加投資し、期間中には完全終了させるという。

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《石田真一》

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